ドリームモータースクール -人に、街にやさしさを-
イベントレポート
2017.07.06[その他のレポート]

「第17回全国自動車教習所指導員 安全運転競技大会」参戦記

2017年6月1日、2日の二日間、鈴鹿サーキット交通教育センターにて開催された『全国自動車教習所教習指導員安全運転競技大会』に出場してきました。

全国自動車教習所教習指導員安全運転競技大会 全国自動車教習所教習指導員安全運転競技大会 集合写真

今回で17回目となるこの競技大会は、指導員のさらなる運転技術や指導力のレベルアップを目的に、全国より普通二輪部門57名、大型二輪部門32名、四輪部門68名、計157名の指導員が出場し、実施されました。 今回で16回目の出場となるドリームモータースクールからは、二輪部門に4名、四輪部門に3名、計7名が参加し、堂々の結果を残しました。

熱い応援、ありがとうございました!

  • 飯塚 晃司 飯塚 晃司

    四輪部門

    ドリームモータースクール昭和
    飯塚 晃司 指導員
    • 総合(全4種目)
      第4位入賞!
    • 縦列駐車/車庫入れ
      第2位入賞!
    • フィギア
      第4位入賞!
  • 佐原 大輝 佐原 大輝

    四輪部門

    ドリームモータースクール昭和
    佐原 大輝 指導員(初出場)
    • ブレーキング回避
      第1位優勝!
  • 宮澤 輝憲 宮澤 輝憲

    普通二輪部門

    ドリームモータースクール昭和
    宮澤 輝憲 指導員
    • コーススラローム
      第3位入賞!
    • 一本橋
      第5位入賞!
  • 綿貫 友洋 綿貫 友洋

    大型二輪部門

    ドリームモータースクール昭和
    綿貫 友洋 指導員
    • 一本橋
      第4位(決勝進出!)
    • 総合(全4種目)
      第5位
    • 惜しくも入賞ならず。
  • 岡村 勉 岡村 勉

    大型二輪部門

    ドリームモータースクール昭和
    岡村 勉 指導員
    • ブレーキング
      第8位
    • 惜しくも入賞ならず。
  • 荻原一博 荻原一博

    普通二輪部門

    ドリームモータースクール須坂
    堀 泰之 指導員
    • パイロンスラローム
      第13位
    • 惜しくも入賞ならず。
  • 北村 博 北村 博

    四輪部門

    ドリームモータースクール須坂
    北村 博 指導員
    • 縦列駐車/車庫入れ
      第20位
    • 惜しくも入賞ならず。

ドリームモータースクール監督

太田 聡 指導員

監督

ドリームモータースクール昭和 太田 聡 指導員

目標は消えない

大会での立ち位置は、選手ではなく2010年に続き2回目の監督参加でした。いずれにしても、志高き教習指導員の聖地に来させていただき、主催してくださった皆様、ドリームモータースクールの皆様、選手の皆様、ありがとうございました。

●教習指導員の安全運転指導力向上へ向けた、自己研讃への動機付け
●教習事業運営に係わる情報交換へ向けた、教習所間の相互交流

これは本大会の目的です。監督として大会と繋がっていられることになり、目的を再確認して選手と接し、大会に臨もうと思いました。
選手として大会に臨むとき、応援者として鈴鹿に駆けつけるとき、ともに「入賞結果」が気になります。だからこそ監督は両者の中立的立場で目的を見失わないよう意識しました。
しかし競技が進む中で、思ったパフォーマンスが出来なかったり、他校の選手との違いが露呈されたり、感情はかき乱されます。それを「気にするな」と本心から言うことは出来ませんでした。そして嬉しさや悔しさの感情を持ちながら2日間にわたる全競技を終えました。
競技から一夜明けて、選手達の思いを聞きました。大会出場ラストチャンスの者が「この3年間で培ったことをこれからの指導員人生で活かす。それが出来なければ出場した意味はない」と言い、これが「目的」だと、嬉しくて震えました。まだ出場機会がある選手からは大会への思いが強くなる嬉しい声を聞くことが出来て、こちらも頼もしかったです。
皆様、選手達の過去の参戦記を是非見てください。泣けるほどに人って変わっていくんですねー!
大会出場が終わっても教習指導員として「安全安心な交通社会の実現」の目標は消えません。そして、この大会が目標達成に近づけてくれた事に感謝いたします。本当にありがとうございました。
※ちなみに私は四輪選手としてのチャンスがあと1回あります。

二輪部門出場選手

岡村 勉 指導員

大型二輪部門

ドリームモータースクール須坂 岡村 勉 指導員

ブレーキング 第8位

惜しくも入賞ならず。

応援して頂いた皆様、大変申し訳ございませんでした。何の結果も爪痕も残す事ができないまま終わってしまいました。今更何を言っても言い訳にしかなりませんが…。
ただ今回は、技量的には今までの中でも最高ではなかろうかと思うほどレベルを上げたという思いもあり自身もありましたが、同時にこれでいいのだろうかという迷いもありました。その迷いを払拭出来ないまま挑んだ為、大会では歯車がかみ合わないまま何も出来ずに終わってしまいました。 全ては私の実力不足です。結果が全てです。
これで競技会に出場できる機会はなくなりました。最後ぐらいは格好つけたかったのですが…
長年応援して頂いた皆様本当に有難うございました。今後は練習で得た知識・技術等を教習やばいく塾、後輩達への指導の際に伝達していくのが私の役割だと思って精進してまいります。
応援して頂いた皆様に心よりお礼を申し上げたいと思います
本当にありがとうございました。

綿貫 友洋 指導員

大型二輪部門

ドリームモータースクール昭和 綿貫 友洋 指導員

一本橋 第4位(決勝進出!)
総合(全4種目) 第5位

惜しくも入賞ならず。

今回2回目の大型二輪での出場になった。モチベーションが保てないまま競技会の参加になってしまった。加えて、気温や湿度の変化に体がついていかず、体調管理面でも問題があった。
パイロンスラロームで、今までに無いミスをした。その瞬間、二輪運転の恐怖心と、どうでもいいやという考えが芽生え、そのあとの走行で2度目のミスをした。結果安全運転ではなくなっていた。大会参加で考えさせられることがあり、今後の人生の参考になった。ありがとうございました。

宮澤 輝憲 指導員

普通二輪部門

ドリームモータースクール昭和 宮澤 輝憲 指導員

コーススラローム 第3位入賞!
一本橋 第5位入賞!

一本橋の2m手前に引かれた待機場所の白線。審判のスタート合図に「ハイ」と返事をする。やや声が上ずったかなと思い、はにかんでしまう。でも緊張はしていない。
 乗っている最中の思考は至ってシンプルでハンドルを切る方向の判断と目線だけ。無理に止める必要はない。動き続けていてもクリアできるペースは保てる。ちょっと顔を上げてみた。一本橋の出口あたりを視界に入れる。まだ残された距離は十分にある。残り距離が4分の1になった頃、漸く審判から声が掛かる。「ゼッケン10番、90秒!」
 上記に至るまでには実に多くの方のご協力があったことは多言を要しない。練習をするのは自分だが、それを支えてくれる人たちが居ればこそ辿り着いたと思っている。
この大会の意義は参加することにあるのではなく、参加するまでの過程にこそあるのだと思います。また一番大事なことは個人の技量を上げることではなく、指導力の向上にあります。入賞するために練習するのではなく、その練習から得られるものが教習の質につながっているのだと思います。ややもすると自分一人の力で結果が出せているなどという思い違いを軌道修正してくれるのも競技会の練習から得られる大事なものです。
 常に全体の中の自分を意識することがこの競技会のコンセプトになっているのだと思います。それは一般道路と同じことなのだと思います。我々の本業は安全運転を伝えることです。その伝え方は幾通りもありますが、また一つその伝え方を増やせたような気がしたそんな大会でした。

堀 泰之 指導員

普通二輪部門

ドリームモータースクール須坂 堀 泰之 指導員

パイロンスラローム 第13位

惜しくも入賞ならず。

全国の教習指導員が自分の技術と知識をフルに発揮して、安全運転を競い合う大会…指導員安全運転競技大会。
今回、私は普通二輪部門にて初出場をさせていただきました。
指導員になってから、この競技会に向けての練習は先輩方の背中を見ながら俄かに練習はしていましたが、大会に向けて本格的に練習するのは実は初めてでした。
大会までの練習期間は残り約半年間…
正直、歴代出場者で輝かしい成績を残してきた先輩方の練習量を間近で見てきた私にとって、半年間は短すぎるものでした。
なので、今回は自分の目標として、大会までに練習してきた内容を本番で同じように出すこと。そして、あの雰囲気の中でどれくらい実力が出せれるのか?を確かめる大会にしようと思いました。
結果はパイロンスラロームとコーススラロームは減点なし。ブレーキングと一本橋で減点ありの結果となってしまいました。
一番の反省点は減点を取られた項目…これは練習中でも時折出ていた内容でした。しかし練習ではそこを突き詰めず「たまたまだろう」などという安易な考えで済ましていました。やはりそういう部分が本番に出るんですね…勉強になりました。
収穫もありました。本番で練習通りの実力を出すには「心」のコントロールが不可欠でした。本番直前の練習では1本目でミスなく安定して走るための力の抜き方、自分への言い聞かせなど、本番でも実施した結果、ある程度上手くいくことができ、本大会で私的には一番の収穫となりました。
そして全国のレベルの高さも実感しました。やはり、現実は甘くはなく、入賞する人は決して運などではなく、実力でもぎ取っていると実感しました。
「獲るべくして獲る」…そのレベルに到達している人には並々ならぬ練習量と大会への熱い思いが感じられました。
本大会では残念ながら私には入賞できる実力がありませんでした。しかし、負けてはいられません。まだ出場機会は二回あります。練習を継続することはもちろんですが、基本的な所から見直していき、小さなミスもしっかりと分析をして修正をおこない、長い期間をかけてでも少しずつ実力をつけていきたいと思います。
最後に、この大会に向けて色々アドバイスをくださった先輩方や監督、そして応援してくださった会社の方々、本当にありがとうございました。
今度は入賞目指して頑張ります!!

四輪部門出場選手

北村 博 指導員

四輪部門

ドリームモータースクール須坂 北村 博 指導員

縦列駐車/車庫入れ 第20位

惜しくも入賞ならず。

平成29年6月1日・2日の二日間、三重県の鈴鹿交通教育センターにおいて、指導員安全運転競技大会が開催されました。
二日間とも天気に恵まれて、良好なコンディションで競技が出来たと思います。
競技種目はフィギア、方変・縦列、ブレーキング回避、コーススラロームの4種目があります。
初出場ということで「自分でテーマを決めてとにかくやってみよう。」たとえタイムは遅くとも、結果は二の次で行こうというスタンスで練習を開始しました。そのテーマというのは「ノーミスで終わらせる」です。
最初の種目であるフィギア、競技の順番が一番目ということで少し動揺してしまい、赤旗が上がってしまいましたが、あとはテーマ通りにノーミスでまた、殆ど緊張する事もなく競技を終わらせることが出来ました。
最後になりますが、この50歳を過ぎた自分に出場の機会をくださった会社の皆様、応援して頂いた皆様、本当にありがとうございました。
また機会がありましたら…。

飯塚 晃司 指導員

四輪部門

ドリームモータースクール昭和 飯塚 晃司 指導員

総合(全4種目) 第4位入賞!
縦列駐車/車庫入れ 第2位入賞!
フィギア 第4位入賞!

長野タラレバ息子

最後のコーススラロームを終え結果を知った瞬間、自分が涙を堪えているのが分かりました。

今回でこの大会に出場するのは3回目になります。そう、四輪最後です。
さすがに、がむしゃらにやった1回目とは違いがあります。競技会に対する自分の考え方、背負っているもの。また、2回目に味わった屈辱があります。あなたの運転は危険ですよ、という意味の赤旗。そして迎えた3回目。結果は上記の通りです。この結果に後悔がないと言えば嘘になります。ただ、今まででいちばん、しっかりと受け入れられる結果であります。その理由は2つ。
1つ目は、同じ表彰台に立たれた方々が素晴らしい選手だったということ。特にその中でもよくお話させていただいた、今回優勝の選手。私なら安全を7にすれば円滑が3になってしまうところ、この方は安全10で円滑も10。そしてお人柄20。人柄は私の倍あります。そんな方々と競えたことを私は誇りに思います。こんな私をライバルと言ってくださりありがとうございました。
そして2つ目は、しっかりと安全を意識できたということ。4種目、すべて審判員に挙げられた旗の色は白でした。特に最後のコーススラローム。試走で初っ端パイロンをぶっ飛ばしその後も不安が募る狭さのパイロンが続く…。今まででいちばん難しいと感じました。そんな中、円滑3ではありますが安全に走りきれた。文頭で書いた涙は、嬉しさから来るものだったと記憶しています。
こんな私の競技会3年間。忘れてはならないのが大会に出る「目的」を見失わないこと。競い合うことは目的ではなく目的達成のための「手段」。目的はこの大会で得た経験を生かし、安全な運転者を我々が育成していくこと。私は不覚にも今大会で「あそこで切り返しをしていなかったらもっと早かった。」と思ってしまった場面がありました。しかし我々が本業で相手に伝えていくことは「ここで切り返しをしなければ危険ですよ。」のはず。
3年間の競い合いを終え、ここから目的達成に向けて精進して参りたいと思います。我々が教習生に伝えて行くべき「タラレバ」、間違いのないように…。
最後になりますが、この大会を主催してくださっている関係者の皆様、鈴鹿のインストラクターを始めとする審判員の皆様、競い合った他校の選手の皆様、出場の機会をくださった会社関係者の皆様、一緒に出場してきた選手の皆様、サポート・応援してくださった皆様、そして、この大会に私を導き、最後まで面倒を見てくださった小澤先生。本当に、ありがとうございました!!!
皆様への「恩返し」はこれから少しずつ、させていただきます。

佐原 大輝 指導員

四輪部門

ドリームモータースクール昭和 佐原 大輝 指導員

ブレーキング回避 第1位優勝!

今回、全国自動車教習所教習指導員安全運転競技大会に初出場させていただきました。この大会には入社することが決まった時から興味がありました。そして、実際に入社して先輩達の活躍してる姿を目にして、自分も出場してみたいと思うようになりました。
なんとか運良く、校内選考を通過することができ、出場することが決まった時には、嬉しい気持ちももちろんありましたが、自分が学校の代表として出ていいのかと不安な気持ちもありました。出場するからには、中途半端な結果では終われないと思い、昨年の12月頃から練習を開始しました。いざ、練習を始めてみると、改めて先輩達のすごさを感じました。正直、先輩達に追いつける自信はありませんでした。ですが、練習を続けていく中で、段々タイムが良くなったり、ミスがなくなってきたりと上達していることを感じることができました。大会直前の壮行会の時にもノーミスで終わることができて、少しは自信もつきました。
大会当日になり、自分が想像していたよりは緊張もせず、ほどよい緊張感で競技に臨むことができました。しかし、それは勘違いでした。最初の競技であるフィギアで普段しないミスをしていました。あとから考えると緊張していないつもりでも、大会の雰囲気にのまれていたんだと思います。良い経験になりました。また次回、出場する機会を得ることができれば、リベンジしたいと思います。

全国自動車教習所教習指導員安全運転競技大会

第16回 安全運転競技大会の様子はこちら